カリモク 60とは

カリモク 60を知っていますか?カリモクとは、刈谷木材工業という会社の略称なんです。この会社は愛知県にあります。カリモクはなんの会社かというと、家庭向けの家具を作り販売している会社です。カリモク60の60は、1960年代を表しています。刈谷木材工業で作られる家具が、1960年代の風情をもった家具からカリモク60の名称が来ているようです。もともとは下請けの会社として木材製品を作っていました。その時の元請けになっていた会社は、河合楽器、三菱電機。アイシン精機などです。現在でも有名な会社の下請けをしていたということは、木製加工技術に刈谷木材工業が長けていたことの証明になるでしょう。またカリモクは、漫画「ツルモク独身寮」という1988年から1991年にビックコミックスピリッツに連載されていたモデルの会社でもあるのです。カリモクの呼称をうまくマンガに生かしていたようです。

カリモク 60のコンセプト

カリモク 60のコンセプトは、1960年代の家具を復刻するというものではないようです。1962年はミシンのテーブルの生産やテレビの木枠などを生産していたカリモクの転機の年です。江戸時代から木材を取り扱い法人を設立した1940年の転換、1962年からカリモクが本格的に家具の生産を行った転換とふてつの転機があった中で今の原点がこの年なのです。いわば、家具メーカーとして生まれ変わった年とも言えるのかもしれません。カリモクが60にこだわるのは、普通であることの新しさという考えがあるからです。流行に振り回されるように、デザインや素材などを変えていくメーカーが多いなかで家具メーカーとしての始まりの精神を脈々と伝える・古き良きものではなく、当たり前に普通のフォルムを保っていることが新しいのだということが、カリモク60の名前となっているのです。この名前は、普遍であり続けることこそ新しいことであるという象徴なのでしょう。

カリモク家具

カリモク家具の製品は、2002年からカリモク60のもと当時のデザインの家具を作っていますが、現在の生産工場において職人の方がひとつひとつ丁寧に手をかけている商品なので、デザインだけではなく温かみを感じる家具となっています。取扱店が全国各所にあり、北は北海道から南は沖縄までまさに日本列島を横断するがごとく71店舗もの取扱店があります。これほど規模が大きくなっていくと一般的には、手作業ではなくオートメーション化をしていくのが多いと思うのですが、カリモク家具の場合はほぼ手作業で製作しています。この辺のこだわりもカリモク60のコンセプトとマッチングしているのだと思います。カリモク60の家具には、愛情とぬくもりが感じられまた、懐かしさと新鮮さが混在した落ち着きのある家具であると思います。

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